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DETOX デトックスについて

デトックスとは

一般的に使われているデトックスという言葉は、医学的に解毒を意味する「detoxification」を略して「detox」としたものが広まったと言われています。

医学でいう解毒は、化学物質や薬物、アルコールなど、身体に蓄積された毒素を減少させる治療のことですが、一般的に広まったデトックスは、薬物やアルコールなどに限らず、

“身体に溜まった不要なものや有害物質を排泄すること”を言います。

例えば、有害ミネラル(水銀・鉛・カドミウムなど)老廃物(食物カス・脂肪カス、余分な水分など)がその代表例です。

と言っても、恐らく、多くの方は日常生活においてデトックスを意識することはないでしょう。
なぜなら、人間には基本機能として身体に不要なものを体外に排出する機能が備わっていて、自然と排泄されており特に意識する必要がないからです。
また、仮に有害ミネラルや老廃物が少し溜まったところで、すぐに命の危険を感じることがないからでしょう。

では、なぜデトックスがこれほどまでに一般に広まったかというと、人間の健康や美容に関係があると言われているからでしょう。
この記事を読んでいる方も、健康や美容が目的でデトックスが気になっている方なのかもしれませんね。

なぜ、デトックスが健康と美容に関係があると言われるの?

では、なぜ、デトックスが健康と美容に関係があると言われるのかを掘り下げていきましょう。
それを理解するために、まず代謝と排泄の簡単な流れを見ていきましょう。

人間の身体は約60兆個の細胞で出来ています。それらの細胞が活動し、新しい細胞に生まれ変わることで人間の身体は動いています。
その細胞が活動するために必要なのが、食べ物や水、空気など外部から取り入れるエネルギーです。

外部から取り入れたエネルギーを体内で処理し、その一部で新しい細胞を作り、一部をエネルギーとして消費して活動しています。いわゆる「代謝」ですね。

代謝には、基礎代謝や生活活動代謝、食事による代謝などがあります。
基礎代謝は、呼吸をしたり、臓器が動いたりするなど、生命維持的な代謝のことで、代謝の7割程度を占めています。
生活活動代謝は日常的な動きや運動など体を動かすことによる代謝で全体の約2割、食事による代謝が1割程度だと言われています。基礎代謝は18歳ごろを境に低下し始め、40代に入ると加速します。

そして、それら代謝によってエネルギーを消費したあとに出てくる老廃物等を体外に排出するのが排泄機能です。
通常、老廃物は便や尿、汗、呼吸などによって体外に排出されます。

このように人間は、外部エネルギーを取り入れて活動し、使い終わったエネルギーを体外に排出して生きています。
代謝・排泄がきちんと行われることが、健康的な身体を維持するためのベースと考えても良いでしょう。

若い頃は元気で若々しく生活できているので代謝や排泄などを意識することは少ないですが、年齢とともに不調箇所が出てきたり、体形やお肌のトラブルが出てくると、気になり始め、対応を始めます。

代謝を上げようと運動したり、消費カロリーを気にして食事制限をしたりと様々な工夫をしますが、見落としがちなのが老廃物の排泄です。

老廃物は年齢に関係なく、活動している限り出続けます。
この老廃物がきちんと体外に排出されなくなるとどうなるでしょう。

排泄されずに体内に残った老廃物は、筋肉や脂肪、骨や内臓などの隙間に入り込みます。

これらの老廃物が溜まってくると、身体に様々な悪影響を及ぼします。
例えば、腸内に溜まると、悪玉菌の増加や腸の乱れに繋がり、それが腐敗物質を含む滞留便や腸内ガスの原因になります。
また、脂肪細胞にこびりつくと、肥満やセルライトの原因になったり、肥大化した脂肪が血管やリンパ節を圧迫して血液やリンパの流れが悪くなりむくみや肩こりなどを引き起こします。

中年になると太りやすくなるのは、代謝の低下に加え、老廃物の排泄機能の低下も影響しています。

これらのことから、健康や美を保つためには代謝を上げ、老廃物を体内にため込まないことが大切だと言えます。

そして、溜まった老廃物を排出するためにデトックスマッサージが関係してきます。
実は溜まった老廃物は、運動などで代謝を上げてもなかなか排出されないのです。

具体的にイメージするために、いくつか例を挙げてみましょう。

老廃物が溜まっている状態とは

身体に老廃物が溜まるとはどのような状態なのかをイメージするために、いくつかの例を挙げてみましょう。
あくまでイメージなので、同じことが人間の身体の中で起こっているわけではありません。

  1. 老廃物を家の中にあるもので例えると、
    「ごみ」や「ほこり」です。
    毎日毎日掃除をしてもどこからともなく出てくるごみやほこり。
    普段の掃除は見えている範囲だけを掃除しますが、定期的にタンスの後ろやテレビの裏側、冷蔵庫の後ろなどを掃除すると、結構大きなごみがあったり、隙間にへばりついたほこりがあったりします。

    老廃物が溜まった身体


    この普段掃除しないところに隠れているごみ、隙間にへばりついたほこりが、デトックスで掻き出す老廃物です。
    このごみやほこりもマメに掃除をしていると大したものではありませんが、1年に一度しか大掃除をしない場合には、まさに「こびりついた」というイメージがピッタリはまると思います。

    身体の中にも長年蓄積された老廃物があるということですね。

  2. 自動車に乗っている方は想像しやすいと思いますが、自動車を長期間安全に走行させるためには定期的にメンテナンスが必要です。
    オイル交換をしたり、タイヤを交換したり、不調箇所があれば修理します。
    このメンテナンスを怠ると、自動車の故障の原因になります。

    新車のうちは不調を感じることはほとんどありませんが、何年も乗り続けていると、エンジン音がうるさくなったり、加速が悪くなるなどの不調を感じるようになります。
    原因は一つではありませんが、エンジン内の汚れや各チューブのつまりや破損が原因という場合もあります。

    エンジンの汚れやチューブのつまりが、人間の身体では臓器や骨、脂肪にこびりついた老廃物と言えるでしょう。
    人間の身体も、定期的に汚れやつまりを取るなどの定期メンテナンスが必要ということですね。

    人生80年と考えると、その間に定期的な掃除やメンテナンスがないと不調になるのは何となく想像がつきます。
    年齢を重ねるごとに、治療院やエステに通う人が増えるのも不調を改善したり、身体のメンテナンスをする人が増えてくるためでしょう。

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